【退職金の正体】実は「無利息の後払い」?退職金を有難がる人が損をし、早期投資家が勝つ理由

​先日、堀江貴文氏の「退職金は会社からのご褒美ではなく、単なる給与の後払いであり、社員を会社に縛り付ける身代金に過ぎない」という記事を目にしました。

​多くの日本人は「長年働いた会社からのプレゼント」「老後を守ってくれるありがたいお金」として退職金を捉えています。

​しかし、投資家・資本家の視点から見ると、退職金制度は「極めて非効率で、労働者が損をする仕組み」に他なりません。

​今回は、なぜ「退職金として後でもらうより、今すぐ毎月の給料でもらって投資に回す方が圧倒的に得なのか」について解説します。

​1. 会社に何十年も「無利息でお金を貸している」という現実

​退職金の本質は、本来なら毎月支払われるべきだった賃金の一部を、会社が退職時までプール(後払い)しているだけの制度です。

​これには、投資的に見ても大きな構造的欠陥があります。

​・1. 利息が1円もつかない(インフレで目減りする)

会社が何十年もお預けにしている間、そのお金に利息は一切つきません。それどころか、現在のインフレ(物価高)や円安が進む中では、30年後にもらう退職金の「実際の購買力」は大きく目減りしています。

​・2. お金が必要な「現役時代」に使えない

人生で最もお金がかかる結婚、子育て、自己投資、あるいは投資の「種銭」が必要な時期に、そのお金を使うことができません。

​・3. 満額もらえる保証すらない時代

終身雇用の崩壊、会社の倒産リスク、さらには退職金控除(税制優遇)の見直し論議など、何十年も先の退職金をアテにするリスクは高まる一方です。

​2. もし退職金分を「毎月の給与」として受け取り、投資していたら?

​もし退職金という仕組みがなく、その分が毎月の給料に上乗せされて振り込まれ、それを自分で新NISAやインデックスファンド(S&P500や全世界株など)に投資していたらどうなるでしょうか?

​ここには、資本主義最大の武器である「時間の複利効果(r > g)」が働きます。

​・退職金として60歳でもらう場合: 1,500万円(インフレで実質価値は目減り)

・毎月分散して投資に回した場合: 20年〜30年の複利運用により、数千万円単位の評価益を生み出している可能性が極めて高い

​「会社に無利息で預けっぱなしにしておく」こと自体が、投資の世界では最大の機会損失(チャンスロス)なのです。

​3. 「退職金」という名の身代金に縛られるな

​退職金制度の最大の害悪は、お金の損得以上に「人の行動と人生の選択肢を縛り付けること」にあります。

​「あと数年で退職金が増えるから」「今辞めると退職金が減ってしまうから」という理由で、理不尽な職場や過酷な労働に耐え続け、やりたいことや転職のチャンスを諦めてしまう人が後を絶ちません。

​自分の人生の主導権を、たかだか後払いの退職金のために会社へ売り渡してしまっているのです。

​4. まとめ:自分の手元にお金を引き寄せ、アセットに変えていく

​「退職金をもらえてありがたい」と会社を拝むのは、完全に経営側の都合に洗脳されている状態です。

​国や会社の制度が「給与の前払い(今すぐ寄越せ)」にシフトしない以上、私たちが個人で取れる防衛策は明確です。

​・1. 退職金だけを人生の命綱にしない

・2. 毎月の給与(労働収入=g)から確実に入金力を高める

・3. NISAや株式などの「成長するアセット(r)」を若いうちから自力で構築する

​会社に自分の人生のお金を握らせるのではなく、若いうちから自分の手で資産を運用し、自由な選択肢を増やしていくこと。

​「退職金がなくても、自分の資産が勝手に働いてくれる状態(FIRE)」を作ることこそが、会社に縛られずに自分らしく生きるための最強の盾となります。

タラオ

大学病院で働く現役の臨床検査技師、タラオです。妻(看護師)と子どもとの暮らしを守りつつ「NOと言える自由を掴む!」をモットーに資産形成に励んでいます。
​NISAでのインデックス投資、個別株、実物資産(プラチナ積立)などに挑戦中。
​このブログでは、医療従事者ならではの視点を交えた資産運用ノウハウや、ガジェット、子育て・日常のリアルな体験談を発信しています。

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