突然ですが、皆さんは病院に行ったとき、採血をされたり、健康診断で心電図をとったりしたことはありませんか?
「あぁ、看護師さんにやってもらったやつね」と思った方……。
実はそれ、看護師さんではなく、私たち「臨床検査技師(りんしょうけんさぎし)」という別の専門職がやっている可能性が非常に高いです!
医療ドラマなどでは医師や看護師ばかりが目立ちますが、実は病院の裏側には、私たちのような「検査のプロ」がいます。
驚くことに、同じ病院で働く看護師さんですら「ぶっちゃけ何やってるかよく知らない」という人が多いですし、私の妻にいたっては、私が就職するまで「そんな職業があることすら知らなかった」と言っていました(笑)。
今回は、意外と知られていないけれど、病院になくてはならない「臨床検査技師」という仕事について、分かりやすくご紹介します!
■ 一言でいうと「病気の証拠を見つけるプロ」
医師が「この人は何の病気だろう?」と診断するとき、勘だけで決めることは絶対にありません。必ず「データ(証拠)」が必要です。その証拠を集めるのが私たちの仕事です。
仕事は大きく分けて「2つの柱」があります。
① 検体検査(データ分析のプロ)
患者さんからいただいた「血液」「尿」「組織」などを、最先端の機械や顕微鏡を使って分析します。
「血糖値が高いな」「貧血の成分が出ているな」「がんの細胞がないか」など、目に見えないミクロの世界から病気のサインを見つけ出します。
② 生体検査(ダイレクトに体を調べるプロ)
患者さんの体に直接触れて調べる検査です。
健康診断でお腹にジェルを塗って画面を見る「超音波(エコー)検査」
胸にペタペタ吸盤を貼る「心電図検査」
頭に機械をコードでくっつけたような「脳波検査」
これらはすべて、私たち臨床検査技師の専門領域です。
■ なぜ、こんなに知名度が低いの?
これだけ色々な検査をしているのに、なぜ存在を知られていないのでしょうか?原因はシンプルで、「患者さんや他の医療職とじっくり喋る機会が少ないから」です。
看護師さんは入院中ずっとベッドサイドにいてくれますが、私たちは検査のときだけ登場して、終わったらすぐに検査室(病院の地下や奥まった場所にあることが多いです)にこもって、ひたすらデータを分析しています。
■ 実は、医師も看護師も私たちのデータがないと動けない
どれだけ優秀な医師でも、血液データやエコーの画像がなければ、正しい薬を出したり手術をしたりすることはできません。私たちは、医療チームの「ナビゲーター」のような役割を果たしているんです。
地味で目立たない仕事ですが、自分が分析したデータが、医師の正しい診断や治療のベースになる。そんな風に、病院の裏側を支えているポジションです。
白衣を着て、黙々と画面や顕微鏡に向き合っている私たちが、今日もあなたの健康の証拠を探しています!

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